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2011年04月18日

大規模災害の現地でもPHSは通じたのか?

宮城県に親戚がいるので今回の地震の後、連絡がつかず大変な思いをしました。
固定電話はもちろん不通でした。
夫婦でPHSをもっていたのですが全く不通でした。
阪神淡路大震災のときはPHSがとても役に立ったと聞いていましたが
金(当日)
土:不通
日:不通
月:不通
火:不通
水:午後になり固定電話開通、しかしながら回線が制限されているのかこちらからかける分には通じない。
しかしながら同時に復旧したネットは快適でビデオチャットも可能、顔が見れて家の中も様子が分かり非常に安心できました。
携帯電話をお持ちの方達は音声通話がつながりにくかったようですがメール等はよく使えていたそうです。
一方、親戚のPHSはメールも全くつながりませんでした

PHSはきめ細かく基地局がある反面、基地局の電波場微弱なため守備範囲がかなり狭く広範囲の停電を伴う災害には非常に弱い通信手段だと実感されたようです。
しかし、この記事に寄ると、、、

PHS、震災時に強く 規制少なく「つながった」「見直されてもいい」
産経新聞 4月17日(日)7時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110417-00000089-san-soci
全国にきめ細かく基地局を設置したPHS会社ウィルコムの「マイクロセル方式」では、災害時でも通話規制を実施しなくて済むという(ウィルコム提供)(写真:産経新聞)
 119番通報や、家族への安否確認の“命綱”になっている携帯電話。東日本大震災では東北地方の多くの基地局が不通となり、電話がつながりにくい状態が続いた。一方、PHSやインターネット電話のソフトウエア「Skype(スカイプ)」は比較的つながりやすかったとして注目を集めている。通信方式などが携帯電話と異なるためといい、専門家は「災害時には非常に有効」と評価している。(大竹直樹)
【フォト】大震災が示したSNSの魅力と課題(上)
 「PHSは震災当日からつながった」。こんなコメントがインターネットの掲示板などに書き込まれ、話題になった。
 国内で唯一PHSを取り扱っている通信会社ウィルコムなどによると、携帯電話は、1つの基地局で広いエリアをカバーしているため、通話が集中する災害時には、交換システムがダウンしないよう通信会社が通話規制をかける。これに対し、PHSは数十~数百メートルおきに、きめ細かく基地局を設置しているため、1つの基地局にかかる負荷も分散され、通信規制をかけることが少ないという。
 これまでも震災時に通話規制をかけたことはなく、今回も3月11日に他社の携帯電話への通話規制を数時間実施した以外は、規制をしなかったという。
 ◆近隣基地カバー
 だが、中継局や基地局が津波や停電などの被害を受けた場合、通話できなくなるのは携帯電話と同じ。通信会社各社によると、大震災発生直後、NTTドコモは6720局、KDDI(au)は3680局、ソフトバンクモバイルは3786局が不通となった。
 ウィルコムは岩手、宮城両県を中心に1万4千弱の基地局が中断したが、同社は「自家発電設備のある医療機関などの屋上に基地局があれば、周辺が停電になっても機能する」(広報担当者)と強調する。理由は1つの基地局が停電などで不通になっても近隣の基地局がカバーする仕組みになっているからだという。
 通信関連の専門書籍を手掛ける「技術評論社」の馮(ふぉん)富久さん(36)は「災害時に強いツールとして、PHSが見直されてもいい」と話す。
 ◆スカイプも有効
 こうした交換システムを経由しないスカイプなどのインターネット電話も災害時に強いツールとして見直されている。インターネットに接続できるスマートフォン(高機能携帯電話)で利用できるスカイプは、世界で5億人以上のユーザーがおり、KDDIの機種には標準搭載されている。
 馮さんは「スマートフォンを持っている人は、スカイプ経由であれば発信できた可能性があり、PHS同様、災害時に命綱になりうるツール」と話している。
 一方、防災普及活動などをしている財団法人「市民防災研究所」の細川顕司事務局長(67)は「PHSなど複数のツールを持っておくことも有効だが、災害が起きたら携帯電話は使えなくなることを念頭に、日ごろから、必要な電話番号などはメモに控えておくなどの対策を取っておく必要がある」と指摘している。



親戚は先日携帯電話を購入しました。

〜〜〜ここから一部書き直し〜〜〜
PHSは本当に震災当日からつながったのでしょうか?
首都圏ではつながったと思いますが、
『PHS、震災時に強く 規制少なく「つながった」「見直されてもいい」』というタイトルは
「すべての震災の現場でも当日からPHSがつながった」とミスリードしてしまいそうな記事で
もう少し詳しく書いてほしかったです。

追記
e231さんから実体験として東京23区内ではPHSが有効だったとコメントをいただきました。
これはおそらく記事で紹介された通りだと思います。
価格.comの クチコミ掲示板でも書かれていますが
『見直したぜPHS』http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=12774687/
『地震の時につながるという安心感』 http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000067965/SortID=12779070/
「アンテナ局」が稼働してる状態ではマイクロセル方式のPHSが有利でしょう。
復旧の事を考えると携帯電話とPHSが普及始めた頃を思い出してみると同じではないでしょうか。
携帯電話は通じるがPHSは通じないというところがたくさんありました。
>ウィルコムは岩手、宮城両県を中心に1万4千弱の基地局が中断したが、同社は「自家発電設備のある医療機関などの屋上に基地局があれば、周辺が停電になっても機能する」
とありますが、あくまでも「自家発電設備のある建物に基地局があれば」というわけで
大規模停電の際には他力本願すぎて強くアピールできないところでしょう。

携帯電話とPHSはお互いの長所・短所をよく理解できるように報道してほしいですね。
e231さん、コメントありがとうございました。
PHSを全否定している訳ではないのですが挿入画像に誤解を受ける方もいらっしゃるかと思い画像は削除いたしました。

大規模災害の現地でもPHSは通じたのか?
ビデオシーバーが本当の意味で実用化されるのはいつの日になるでしょうか。



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3月11日(2016-03-11 16:15)


Posted by ヒロシ@tida at 19:16
この記事へのコメント
こんばんは、はじめまして。
夫婦でPHSを使っています。震災当日の東京23区内では、PHSはきわめて有効な連絡手段でした。なので、懐疑的というのは疑問です(この日、自宅まで20キロ歩いて帰った経験から)。
Posted by e231 at 2011年05月15日 19:52
e231さま、コメントありがとうございます。
ご自宅まで20キロ、大変でしたね。
私が疑問視しているのはこの記事が「首都圏」だけの事を書いているのでは?という事です。
首都圏で発信規制が無かったのはただ単にPHSのユーザーが(携帯と比較して)少ないために規制を行う必要がなかったからではないか?と思っています。
宮城に住む親戚は周りの方の携帯電話がどんどん復旧するなかPHSだけが取り残され、PHSが使えるようになる前に固定電話と自宅のインターネットが復旧の方が早かったということがあったので、この記事を疑問視いたしました。
Posted by ヒロシ@tidaヒロシ@tida at 2011年05月16日 08:57

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