2012年06月15日 17:19
【ソウル=加藤達也】韓国紙、朝鮮日報は15日、韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェソンヨン)代表が、日韓拉致被害者7人の「死亡確認書」の内容を書き写したとされる文書を入手したと報じた。内容には横田めぐみさん=拉致当時(13)=も含まれ、「2004年12月14日死亡」と記載されているという。
北朝鮮内部関係者が平壌にある保健省関係機関に保管されていたものを書き写したとしており、死亡確認書原本の発行機関は平壌郊外の「第49予防院」となっている。
朝鮮日報は内容について韓国の情報当局などに真偽判定を要請したが、当局は「判定しにくい」としたといい、文書の信憑(しんぴょう)性は不明。
北朝鮮は、横田さんの安否について02年の日朝首脳会談で「1993年死亡」としたが、その後目撃証言が出ると「94年に死亡」に変更。04年11月には横田さんのものだとする「遺骨」を日本側に引き渡したが、鑑定でニセものと判明。今回の「死亡確認書」の内容では遺骨引き渡し後に「死亡」したことになり、めぐみさんの安否に関する北朝鮮の主張の信用性がさらに落ちたといえそうだ。
7通の中には韓国人拉致被害者の申淑子(シンスクジャ)さんらも含まれている。
北朝鮮の宋日異日朝交渉担当大便と民主党の中井拾元拉致担当相が過去四度会談していた。
宋大使は四月十六日、平壌市内のレストランで、ミサイル発射に前後して訪れていた訪朝団のメンバー約二十人と面会。
「先方からリクエストがあり、四回会った」と中井との会談を認めた上、
「彼には理念が感じられない」と交渉相手として不充分との認識を示した。
「会いたいという人間がいれば、どの党の誰とでも会う」と述べたという。
中井は宋大使との接触を認めていないが、政府関係者は
「中井氏は首相側に接触を事前に連絡し、会談結果も伝えている。
首相側は中井氏に交渉権限は与えず、黙認していた」と明かす。