てぃーだブログ › 光と影 › 犯罪 › 2003年北谷町、2009年うるま市で集団強盗殺人事件

2012年07月14日

2003年北谷町、2009年うるま市で集団強盗殺人事件

忘れている方も多いかもしれませんが
沖縄でもショッキングないじめ殺害がありました。
沖縄県集団強盗殺人事件
2003年7月5日午前3時ごろ、沖縄県警沖縄署に男性から「友人が殴られて北谷(ちゃたん)町内に埋められた」と通報があった。同署が北谷町内を捜索したところ、午前10時45分に同町吉原の墓地で同町内の中学2年の男子生徒とみられる遺体を発見。死体遺棄などの疑いで捜査を進めている。
 沖縄県北谷町で、同町内の中学2年生が遺体で見つかった事件で、沖縄署は5日、殺人と死体遺棄容疑で同じ中学に通う3年生男子(14)を逮捕した。2年生男子(13)と、卒業生(16)からも、任意で事情を聴いている。3人は殴って埋めたことを認めており、同署が役割などを追及している。
 亡くなったのは同町の中学2年生座喜味勉君(13)。遺体は損傷しており、同署は司法解剖して詳しい死因を調べる。
 調べでは、3年生男子は6月下旬の日中、座喜味君を殴り、北谷町吉原の墓地に埋めた疑い。
 座喜味君は6月下旬から自宅に戻らず、行方が分からなくなっていた。5日未明になって、別の中学生から「殴られて埋められたと聞いた」と110番があり、同署員が捜索、発見した。遺体が発見された墓地は、座喜味君の自宅から約200メートル。米軍のキャンプ桑江に隣接する墓地裏側で、斜面のくぼみに遺体を置き、土砂をかけて隠していた。(共同通信)


沖縄中2集団暴行死事件
沖縄県うるま市で中2生徒が死亡。暴行を加え死なせたとして、同級生5人を傷害致死容疑で逮捕、3人を補導。YAHOOより
2009年11月17日、沖縄県うるま市で中学2年の男子生徒が転落し死亡したとされる事故があった。沖縄県警が司法解剖などをしたところ、遺体に殴られたような跡があったことが判明。
11月20日、沖縄県警うるま署は生徒に暴行を加えて死なせたとして、同級生の男子生徒5人(いずれも14歳)を傷害致死容疑で逮捕、同級生の男子生徒3人(いずれも13歳)を傷害致死の非行内容で補導した。
8人とも容疑や非行内容を認めているという。

2003年北谷町、2009年うるま市で集団強盗殺人事件
リンク元には時系列がまとめられていますが
11月17日 うるま市の中学2年の男子生徒が転落し死亡したとされる事故
11月19日 沖縄県警が司法解剖などをしたところ、遺体に殴られたような跡があったことが判明
11月20日 同級生の男子生徒5人(いずれも14歳)を傷害致死容疑で逮捕
       同級生の男子生徒3人(いずれも13歳)を補導
11月17日と20日のところは琉球新報記事にリンクされていました。
されていましたという過去形で書いてあるのは現在は記事が削除されてしまったという事です。

2009年11月の琉球新報記事一覧です。
http://ryukyushimpo.jp/monthly/200911
かろうじて11月22日の社説が残っています。
中2傷害致死 大人が関与し事件の芽摘め
 うるま市の中学2年男子生徒が死亡した事件は、傷害致死容疑で同級生5人を逮捕、3人が補導される衝撃的な展開となった。県内で中学生が被害、加害者となる死亡事件は2003年6月、北谷町の中2男子殺害死体遺棄事件以来の惨事である。
 加害少年らは約3時間にわたり、集団で被害者の腹や背中を殴るなどの暴行を加えたとされる。背中には鉄パイプのようなもので殴った痕(あと)もあったという。痛ましい限りだ。遺族の悲しみはいかばかりであろう。
 03年の北谷町の事件と集団暴行の態様や関係が継続していたことなどの類似性がある。教訓は生かされなかったのか。検証が必要だ。
 事件は住宅街裏の空き地で起きた。付近住民は以前から少年らが集まる様子を目にしていたという。死亡事件に至る前に、どこかでブレーキをかける大人の目と声が届かなかったことが悔やまれる。
 少年同士の事件は、何らかの前触れやシグナルがある場合が多い。学校側や周囲の大人が異変に気付く予兆はなかったのか。
 母親は琉球新報の取材に「目の下が大きく腫れるけがをしてきたこともあった」と語り、息子の異変に「いじめがあった」と感じ取っていた。学校に息子の交友関係について相談もしていたという。
 しかし学校長は、被害生徒から「いじめの訴えはなく、事件後の校内アンケートでもいじめの事実は確認できていない」と述べるにとどまる。同級生間の異変を察知できず、保護者の訴えにもかかわらず、適切な対応は取られていなかったようだ。
 加害の同級生らは学校を休みがちだったという。学校側の指導は十分だったか。
 県内の児童生徒の不登校は増加傾向が続き、県教育庁の08年度の調査では小、中、高校ともに前年度比10%前後増加している。中学校の増加要因について教育庁は「遊び・非行」を挙げている。
 見逃されがちないじめや暴力行為に学校、家庭、大人社会がいち早く気付いて適切に関与し、重大事件に至る前に芽を摘み取ることが大事だ。
 事件を受け県教育庁は県内各校に、いじめの実態を把握するアンケートの実施、不登校生ほか指導を要する生徒への適切な対応などを呼び掛けた。関係機関は事件の背景を洗い出し、有効な再発防止策を実行してもらいたい。


[中学生集団暴行死]なぜ防げなかったのか - 沖縄タイムス(2009年11月22日)
タイムスに至っては社説すら読めません(削除されたのか移動されたのか)

今一度琉球新報の過去記事2009年11月を見ていただけると
http://ryukyushimpo.jp/monthly/200911
お気づきになられる方もいらっしゃるでしょう。
米軍関係の交通事故記事の多い事
ざっとみただけでもこんなにありました。(複数の事故が取り上げられています)
 30日読谷ひき逃げ 県議会、米側に起訴前の身柄引き渡し要求へ
 29日 ひき逃げ死亡 全6件逮捕 不公平さ浮き彫り
 26日米兵出頭拒否/県警は引き渡しを求めよ 捜査遅滞が解明に悪影響
 25日米兵の子ども4人に逮捕状 道路にロープ張り殺人未遂容疑
 24日読谷ひき逃げ 米四軍調整官「県警捜査に全面的に協力する」
 21日「はねたかもしれない」 血痕検出に米軍曹 読谷ひき逃げ
 20日読谷ひき逃げ 「はねたかもしれない」 米軍曹、弁護士に
 19日身柄要求挑戦すべき 読谷ひき逃げ、稲嶺氏(元県警刑事部長)に聞く
 19日衣服に被害者の血痕 読谷ひき逃げ、軍曹を容疑者と断定
 17日読谷ひき逃げ 国家公安委員長、米兵出頭拒否の事実認める 
 17日読谷ひき逃げ 事件当日、現場通る 米2等軍曹が説明
 14日車の血 米兵気付く 「はねた認識ない」 読谷ひき逃げ事件
 14日読谷ひき逃げ 村議会が抗議決議
 13日読谷ひき逃げ 米兵「人はねて死なせた認識ない」
 13日読谷ひき逃げ 米陸軍トリイ通信施設前で怒りの抗議
 13日読谷ひき逃げ 読谷村議会、米兵の身柄の早期引き渡し要求
 12日06年タクシー強盗 被害者「悔しい思い」地位協定改定訴え
 11日読谷ひき逃げで身柄引き渡しを要請 県民大会実行委代表
 11日知事、地位協定見直し訴え 米太平洋軍司令部「運用改善で」
 11日読谷男性ひき逃げ 政府の対応及び腰
 11日読谷男性ひき逃げ 悪質なら引き渡しは当然
 10日「断固身柄を要求すべきだ」 読谷村ひき逃げ事件で仲井真知事
 10日車両の血痕と毛髪、遺体のものと判明 嘉手納署、軍人宅を捜索
 10日起訴前の身柄要求にあたらず 読谷村ひき逃げで平野官房長官
 10日トリイ司令官、所属軍人の車両運転認める 読谷村のひき逃げ
 10日太平洋軍司令官が「米軍関係者なら残念」 読谷ひき逃げ事件
 10日仲井真知事、米太平洋軍司令官に綱紀粛正徹底を要請
 10日被害者遺族が国提訴 米兵交通死亡事故
 10日読谷男性変死 住民「早く解決を」 村、議会も対応検討へ
 10日Yナンバー車押収 読谷村男性変死
米軍の交通事故をこれだけ残すのであれば
11月17日 うるま市の中学2年の男子生徒が転落し死亡したとされる事故
11月20日 同級生の男子生徒5人(いずれも14歳)を傷害致死容疑で逮捕
この二つの記事は削除せずに残しておいた方が良かったのではないでしょうか。

身内に甘すぎる報道が沖縄県民を堕落させているのではないでしょうか。
県内で中学生が被害、加害者となる死亡事件は2003年6月、北谷町の中2男子殺害死体遺棄事件以来の惨事である。
03年の北谷町の事件と集団暴行の態様や関係が継続していたことなどの類似性がある。教訓は生かされなかったのか。検証が必要だ。
と社説に書いておきながら
Web記事をあっさり消してしまっては「記憶も記録も」忘却の彼方へ飛んでいってしまう事に加担してはいないか。
2003年北谷町、2009年うるま市で集団強盗殺人事件
しかもこの時期こんな事件も発覚しました。
中2男子生徒の集団暴行死事件があった沖縄県うるま市で、別の中学校に在籍する
2年生の女子生徒(14)が、上級生の女子生徒ら10人前後から集団暴行を受け、
1カ月の重傷を負っていたことが、県警うるま署などへの取材で分かった。
女子生徒は目隠しをされた上で暴行を受けたといい、同署は傷害事件として捜査している。

関係者によると、集団暴行死事件の前日の16日夕、女子生徒が同じ中学の3年生女子生徒6人を
含む10人前後に呼び出され、公園で目隠しをされ、殴るけるの暴行を受けたという。
女子生徒はあばら骨3本と左手首を骨折した。
女子生徒は「怖くて学校に行きたくない」と不登校になっているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000039-mai-soci


事件から1年後の記事がタイムスに載っていました。

「息子守れず」遺族切々 うるま暴行死 少年被害報告会 加害時撮影も判明
2010年10月10日 沖縄タイムス
 【大阪で吉川毅】少年犯罪の被害者側の現状を多くの人たちに知ってもらうことを目的とした集会「WiLL もうひとつのこどもの日」(主催・少年犯罪被害当事者の会)が9日、大阪市内であった。うるま市で2009年11月、同級生8人による集団暴行で死亡した米盛星斗君=当時(14)=の母親ら遺族が参加し「息子のかたきを取れず、守ってあげることもできなかった」などと事件後の悲しみや苦しみを報告した。

 集会には、1992年に石垣市で同じ中学校の生徒から暴行を受け亡くなった田本任君=当時(14)=の遺族ら、北海道から沖縄まで支援者を含む約200人が参加。事件発生から事件後の苦悩などを家族らが報告し、亡くなった被害少年23人の写真を前に献花した。

 星斗君が亡くなった事件では、補導・逮捕された8人が初等少年院送致の保護処分となったことを挙げ「加害少年は少年院1年半~2年半の処分となり、納得できない」と強調した。

 また、捜査調書などから明らかになったことについても説明。少年らが星斗君にプロレスの関節技をかけたり、手と足を持って投げ飛ばすなど一方的に暴行を加え、その様子を携帯電話の機能で動画撮影していたことなども報告された。

 武るり子代表は、多くの加害少年が審判や民事裁判の中で「一生かけて償う」と言うが、謝罪の言葉もなく賠償から逃げる現実があると指摘。「日本は加害少年に優しい国で、被害者には冷たい。死亡事件であれば加害者が少年であっても刑事裁判にすべきであり、国が被害者をしっかりと救済すべきだ」と訴えた。

 一方、星斗君が亡くなった11月18日の命日を前に、母親は「息子がなぜ殺されなければならなかったのか分からない」として、情報提供を呼び掛けるチラシ5千枚を作成し、10月から地域で配布している。同事件に関する情報は、電話080(6492)6266まで。


今話題になっている大津市のいじめ自殺事件(他殺という噂もありますが)と比べて大差ないような気がします。
いろんな事件、学校や教育委員会等々みんな「他人事」だと思っているから同じような事件が次々と起こると思います。
平等、平和など甘ったるい教育がいけないのではないでしょうか。


スパルタの海
桜坂劇場で7/20まで上映中です。

是非見ていただいて考えてほしい映画です。
お時間の都合でご覧頂けない方は
「本能の力」 戸塚 宏を読んでいただければと思います。


平成ジレンマ 私は見る事ができなかったのですが
機会があれば是非みたいです。



同じカテゴリー(犯罪)の記事
NHK契約書偽造事件
NHK契約書偽造事件(2018-03-07 22:37)

沖縄の選挙
沖縄の選挙(2017-01-30 17:34)


Posted by ヒロシ@tida at 13:53

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 46人
プロフィール
ヒロシ@tida