2016年02月10日
教育委員会と学校が事実隠蔽か?
1月になって入ってきた昨年のいじめによると思われる児童自殺に関しての続報です。
タイムスや新報ではなかなか報道されないのですが世界日報が記事にしてくれましたのでご紹介いたします。

2016年2月10日世界日報
先生にはこの悲痛な叫びが届かなかったのでしょうか。

学校の先生も大変だとは思いますが、このような事件が起こらないように頑張ってほしいです。
反戦デモしている暇があったら現場で頑張ってほしいと思うのは私だけでしょうか?

タイムスや新報ではなかなか報道されないのですが世界日報が記事にしてくれましたのでご紹介いたします。

2016年2月10日世界日報
豊見城市 小4男児いじめ自殺
担任は実態把握も対応せず
「真相解明へ徹底調査を」両親が悲痛な訴え
昨年10月12日夜、学校でいじめを受けていた豊見城市の小学4年の男児が自宅で首をつって自殺を図り、病院に搬送されたが、19日に死亡した。豊見城市教委と校長が記者会見を開いたのは事件から約3カ月後の1月10日のこと。さらに同28日には遺族の両親が記者会見を開き、男児が受けていたいじめの全容を語った。学校が過失を隠蔽するため、市教委と共同でいじめと自殺の因果関係を否定しようとしていることが明らかになった。(那覇支局・豊田 剛)
1月28日、弁護士と共に記者会見に臨んだ男児の母親は、秋休み直前の男児とのやりとりを明らかにした。
男児「ママ、また物を取られた」
母親「先生に言ったの?」
男児「言っても何もしてくれん」
母親「じゃあ、学校に行こうか?」
男児「行って!」
母親「秋休みが明けたら言いに行くからね」
3学期の始業式は10月19日からだが、男児は秋休みが始まるとすぐ自ら命を絶った。父親によると、「夏休み前の6月ごろから息子からいじめの訴えがあった」という。状況がひどくなったのは9月で、文房具を取られる、机の上の物を落とされる、休んでいる間に文房具を勝手に使われる、廊下で蹴られる、無視され仲間外れにされる――などの被害を受けた。
腰に巻いていたセーターを「かっこつけてんじゃねえ」と引っ張られた。担任に訴えに行くと、「先生にも叱られた」(母親)という。理解者となるべき担任が追い打ちを掛けることで、男児は精神的に追い込まれることになった。
自殺が明るみに出たことを受け、豊見城市教委と当該小学校の校長は先月10日、市役所で記者会見を開いた。校長は、男児が自殺を図る直前に実施されたアンケートでいじめを訴えていたものの担任は読んでいなかったと説明。「残念だが、できるだけの対応はしていた」と述べ、学校側に落ち度はないと主張。市教委は「自殺につながるような深刻ないじめは確認されていない」と強調した。
学校は昨年9月29日にいじめ調査の無記名アンケートを実施。年3回の定期調査の一環で行われた。選択式の質問は10問あり、うち7問はいじめの経験を問うもの。自殺した男児は「訳もなくたたいたり、けったり、押したりすること」「掃除や当番の仕事を押しつけること」など4問で「されたことがある」と回答。自由記述欄には「いじめられているため転校したい。どうしたらいいか」という趣旨の内容を記入した。
校長は、「いじめへの対応には注意していたが、男児から相談はなく、事実を把握できなかった」と説明した。
また、市教委は11月下旬に男児の自殺の事実を伏せて4、5年生全員に無記名のアンケートを行ったことを明らかにした。この中で9人が実際に「いじわるされているのを見た」と回答していたことを明らかにした。それでも教委側は、この件に関する第三者委員会による「自殺につながるような重篤ないじめはない」という報告を根拠に「自殺との因果関係は不明」という態度を貫いた。
男児が自殺を図った時、まだ一命を取り留めていたため、両親は男児が再び学校に戻れることを信じて「事故」として説明するよう求めた。
ところが、死亡した約1カ月後、両親は「自殺を公表してもいい」と伝えたにもかかわらず、学校は引き続き自殺扱いしようとしなかった。真相解明に向き合おうとしない学校と市教委に対する両親の不信は募った。
「現実を受け入れられない。学校に真相解明を訴えても聞き入れてもらえない。もしもあなたが学校に同じことをされていたならば、安心して学校に通わせることができるだろうか。息子のような不幸な子を二度と出さないためにも世論の力を借りたい」
先月28日に記者会見を開いた父親は、真相解明のための徹底調査を求めた。
両親は、学校と教委の言い分や姿勢に疑問を抱き、沖縄県教育庁義務教育課と島尻事務所(豊見城市を担当する県教委の出先)との電話のやりとりが記録されている文書を1月8日に取り寄せた。文書は昨年10月16日付のもので、「担任は、アンケート回収時にアンケート内容を確認しているが、重大事態と捉えずに校長等への報告及び児童への面接等、何も対応をしていない」と記されている。先月10日の記者会見の内容と大きく矛盾する。
担任は少なくとも、昨年9月29日の時点で男児のいじめの訴えを把握していたにもかかわらず、重大事態とは捉えず放置していたことが分かる。
父親は「アンケートの内容を見て緊急性があると分かれば、自殺は止められたのではないか」と、学校側に重大な過失があると指摘。
両親は真相究明のため、記名式でのアンケート実施を求めているが、学校などが開いた先月12日の保護者説明会では保護者側の了解が得られず、市教委は調査方法を再検討している。両親は、記者会見を開くことで、保護者は理解を示し、記名アンケートに協力してくれるだろうと期待を示す。
「息子が亡くなってから3カ月以上がたち、子供たちの記憶が薄れることが心配。ただただ真実が知りたい」
父親は記者会見の最後に声を振り絞った。
沖縄教育オンブズマン協会の手登根安則代表の話 学校は「保護者に寄り添う」というが、それとは懸け離れた実態がある。学校の事なかれ主義も影響している。学校と教委がお互いにかばい合う体質が明らかだ。教委は学校の代弁者ではない。学校と教委が一緒に隠蔽する。それが事件の再発を招いていると思う。過失があっても教師の氏名も学校名も新聞に載らない。
保護者の側から見れば、問題があれば臆することなく学校側に物を言い足を運んでほしい。最終的に子供を守ることができるのは親だからだ。
先生にはこの悲痛な叫びが届かなかったのでしょうか。

学校の先生も大変だとは思いますが、このような事件が起こらないように頑張ってほしいです。
反戦デモしている暇があったら現場で頑張ってほしいと思うのは私だけでしょうか?
Posted by ヒロシ@tida at 23:17
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